この記事のもくじ
いかにしてニッチブログを生み出し続けられるのか?
J(ジェイ)です、
今回の記事ではニッチ戦略をテーマに話していきます。
「このまま今のやり方を続けても全く上手くいく未来が思い描けないんです…」
「自分よりもスゴい人なんて世の中に沢山いるし、彼らと同じことをやったところで…はぁ‥」
「オリジナルを出さずに徹底的にパクれと言われて師匠のマネをしていますが、師匠を紹介すると自分のお客さんが居なくなります」
「自分の好きな事でYouTube配信とかもやってみたりしましたが、ほとんど上手くいってません」
そんな駆け込み相談をよく頂くのですが、もしかするとこの記事を読んでいるあなたも同じような悩みを抱えている状況かも知れません。
ライバル争いに消耗しすぎて、いよいよメンタルがヤバいから他の人と違うことをやりたいと思いつつも、
「自分の強みも分からないし、人一倍好きなことも特にない」
「自分の好きな事はあるけど、それで食っていける気がまったくしない」
「人の求めていることと、自分たちが提供したいことのギャップが大きすぎる」
といった状態で、この記事にたどり着いたのかも知れません。
あなたの抱えているすべての悩みが解決できるかは分かりませんが、2015年頃から約6年以上に渡って「ニッチ戦略」について発信して、ビジネスはじめたての初心者から、既に事業を作っている人まで、数多くのニッチブログやニッチビジネスの立ち上げや売上拡大、競合への参入障壁の構築をリアルな現場でサポートしてきた私の経験が少しは役立てて頂けるかと思って今回の記事を執筆しています。
「ニッチって、スキマを狙うことでしょ?」
「ニッチって、人数の規模の少ないマイナーな場所で戦う戦略でしょ?」
「上手にニッチを突いて収益を伸ばしていきたい!」
もし、あなたがそう思ってこの記事にたどり着いたのなら、「ニッチとはスキマを狙う事でもマイナーな事でもない」という私の話を聞いてビックリするかも知れません。
今回の記事では、NicheHacks4つのルールの1つ目「より良く人と協力する前提で、競争ではなく創造的ニッチ活動に集中力を注ぐ」といった事について、『ニッチ戦略』について、土台となる考え方を書いていくつもりです。
これからビジネスを始めてファーストキャッシュを得たい
既にあるビジネスとニッチを掛け合わせて売上をより伸ばしていきたい
自分と異なるニッチについての考え方を知って、自社の売上増につなげたい
といった方は参考にしてみて下さい。
「NicheHacks(ニッチハック)の4つのルールって何?」といった人はこちらの記事を読んでみて下さい。(この記事を読んだあとでも構いません。)
今回の記事では、どのような思考プロセスを経て、あなたならではの強み(ニッチ)を徹底活用(ハック)していくのか?といった事を「読んだから知識が身に付いた」ではなく「なるほど、そういうふうに考えていくとニッチなビジネスができるのか」と、読者であるあなた自身が仮想体験できるように私の体験をストーリー調で書いていきます。
NicheHacks(ニッチハック)の種が芽生えたストーリー
ギラギラ派 vs ワクワク派の対立
私がオンラインでビジネスをやってみたいと思って、少しずつかじり始めた頃、大きく分けて2つの流派が対立をしていました。
ギラギラ派とワクワク派です。
とにかく結果を出す事がすべてであるギラギラ派と、とにかく1回きりの人生楽しんで結果は二の次のワクワク派です。
*どちらにも属さないホドホド派という流派も存在していて、「ホドホドでいいよ」と人生を妥協している、どっち付かずの人たちもいたのですが、今回は話を分かりやすくするために除外しています。
とにかく結果を出す事が正義!自分が技術を身に付けてすごい人になって稼ぐギラギラ派
PV数や売上数値、友達の数や資格や受賞、肩書きを売りにしたすごい人の周りに、過去の私を含む目を¥マークにした人たちが集まり、秘密の教えを披露しているのが印象的な仮称ギラギラ派の方たちです。
ギラギラ派に属している時は、ストイックに結果を追い求めて、ムダを徹底排除して、バンバン成果を上げていく人もよく見かけました。
しかし一方で、師匠の劣化バージョンの教えしか出せない弟子たちが、稼いだのは一瞬だけでその後右肩下がりになっていったり、そもそも師匠の教えについていけない人も多数目撃しました。
結果が出るまでの速度が速い事が多いけど、「スゴい人」を売りにしているので、ビジネスを長続きさせる為には業界トップを常に走り続けなければいけません。
なので、表面上はカッコよく取り繕って「自動化」と言ったり「上手くいってるぜ」アピールをしつつも、実際に会うと笑顔もなくキツそうにしている人も沢山いました。
競争が得意でライバルには出せない圧倒的な実績をもとに戦いを勝ち抜いていく人もいましたが、これからビジネスを立ち上げたい右も左も分からない新参者、特に私のような競争が苦手なタイプにとっては最初から決まっている負け戦のようなものです。
最新の技術を身に着けていたり、実績豊富な「すごい人」だけが生き残り、業界基準で上位(王座)を取るために必死になって、水面下で火花がバチバチさせていてパイの奪い合いに貢献してくれるカモ以外は近寄りがたい雰囲気なのです。
このギラギラ派の教えでは「すごい人になる」ことに集中しすぎて、自分の価値を高める為にライバルを蹴落として、本当は違う強みを持っている事にも気付けず、人との違いを押し殺していきがちな人が今でも数多くいます。
- (ギラギラ派に馴染もうと努力したけど挫折した、若かりし頃のわたし)
- 「結果的にこの人の周りで稼ぎ続けてるのは、師匠とその周りのほんの一握りの1%未満の人やんけ…」
- 「何か数字ばっかりで温かみがなさすぎて息がしづらい…」
- 「みんな目が血走って見える‥数字で全部を判断するって、エエッ…」
人生1回きり!とにかく自分のワクワク中心で好きなことだけをやっていくワクワク派
そんなギラギラ派に対して「あいつら上っ面はカッコつけてるけど、正直カネしか見てねえじゃん!」と切り込んでいったのがワクワク派です。
ギラギラ派の拝金主義とも言える教えに違和感や居心地の悪さを感じていつつも、人生を豊かにしながらも稼ぐ選択肢は消したくない人たちの受け皿として「とにかく自分中心で好きな事をやりまくる1回きりの人生楽しもうぜ」と言ってコミュニティを拡大していました。
たまに大ヒットをかっ飛ばすHIKAKINさんやゲーム実況者、プロゲーマーだったりも現れましたが、ギラギラ派とは相反して「ほぼ稼げない人たち」が99%を占めていました。
ギラギラ派からは「好きなことで稼ぐとか甘えすぎだろwwwだからいつまで経っても貧乏なんだよwww」と言われる始末です。
とはいえ、結果が出る人はとにかく少ないけど、継続的に楽しみながらも取り組んでいる人もいました。
が、みんながみんな楽しそうかというとそういうわけでもなく、最初は楽しかったはずの事もどんどん義務感になってキツそうにしている人も山ほど見かけました。
自分のこだわりが強すぎて結果責任を周りの人に押し付けて「あいつら分かってねーわ」と、業界に入ってくる「にわかファン」をディスり始めたりしている人も多くいます。
戦いの強いギラギラ派を敬遠しつつも、結局は別のところでは彼らと同じように新参者に対してマウンティングしていることに違和感を覚えている人も多いようでした。
ワクワク派の教えでは、最初から「オリジナルになる」ことに集中しすぎて、「誰もいないところでビジネスを始める」という事をしがちです。
「こだわり」が強すぎて、自分の利益に結びつける選択肢を自ら断ってしまっているのです。
世の中の求めていることと自分の好きなことが偶然マッチした人だけが大きな結果を出しましたが、、
ほとんどの人が「砂を売りたい」と言って、誰もいない砂漠で砂ショップを立ち上げるような、叶わない夢を追いかけ回している印象を受けます。
- (ワクワク派に馴染もうと努力したけど挫折した、若かりし頃のわたし)
- 「続けたもん勝ちっていうけど、ワイは食っていけるくらいのお金も受け取りたいんですが…」
- 「ワクワクする事だけって何かエゴイスティックすぎて、どんだけ続けてもお金にならなさそうな気がする‥」
- 「自分中心すぎて他人を無視してめっちゃ孤立して寂しそうな人いっぱいいるんですが‥」
ギラギラ派とワクワク派のどっちに付くのがお得なのか?
ギラギラ派vsワクワク派…あなたならどっちにつく?
ギラギラ派の人たちはワクワク派の人たちをディスって
- 「好きな事なんて稼いだ後でやったらいい!」
- 「まずは今を犠牲にしてでも稼ぐことを優先しろ、ビジネスは遊びじゃない!」
と言う。
ワクワク派の人たちはギラギラ派の人たちをディスって
- 「人生1回きりなんだから、お金よりもまずは自分のワクワクする事を中心にやるべき!」
- 「自分の幸せがあって初めて人にも分け与えられる、好きなことなら続けられるから勝てる!」
と言う。
1枚の画像であらわすと、こんな感じです。(見えづらいので、拡大してみると良いかも知れません。)
ギラギラ派は、
- とにかく結果を出す
という達成するために、弱肉強食の世界観でゴリ押しビジネスをやっている。
ワクワク派は、
- 独自の価値を磨く
という目的を達成するために、とにかく自分の中に芽生えているワクワク中心にビジネスをやっている。
最初はあたふたしていましたが、どちらの流派も、
- 永続的な利益を上げること・充実した人生を送ること
といった目的地点が共通している事に気が付きました。
永続的な利益というのは、お金だけでなく、「こんなふうな健康的な暮らしを送りたい」という物理的な肉体に関する事も含みますし、「こんな人と関係を持ちたい」という人間関係も含みますし、「こんなスキルを身に着けたい」というスキルも含んでいます。
私はどっちの流派についたのか?
ここで今思えば私が幸運だったのは、どちらの派閥にも所属できないという個人的な背景を持っていたことです。
ビジネスを始めたての頃の私は、とにかくお金に困っていたので、一刻も早くお金を稼ぎたい気持ちが強かった事もあり、ギラギラ派のルールに従おうと何度も努力しました。
が、ことごとく失敗に終わりました。
ギラギラ派コミュニティに通ってストイックに頑張ろうとしてみたものの、真面目に勉強すらもしてこなかった競争苦手な私が「すごい人たち」に勝てるわけもなく、挫折しました。
そして、「競争が苦手すぎて、とてもスゴイ人になれたもんじゃない」と思ったので、次はワクワク派のルールに従おうと何度も努力しました。
が、ことごとく失敗に終わりました。
「そんな時間かけてらんないぞ」という状態だったのと、面白おかしくブログを書いたり動画配信して人気を集めるようなスキルもないし、もはや八方塞がり、自分がビジネスで稼ぐ道は残されていないんだと思っていたわけです。
何かに取り組もうとしては失敗に終わる、挫折のオンパレードでした。
つまり、自分にとっては「どっちに付いても負けるゲーム」だと自覚せざるをえなかったのです。
どっちにも付かない選択を余儀なくされていました。
既存のルールを破って、自分専用にカスタマイズする
当時はそんな弱い自分が情けなくて仕方がありませんでした。既存のルール通りに続けられない事が「弱み」だと思っていたのです。が、その状況こそが転機になりました。
それまでの既存のルールを破って、自分専用にカスタマイズしていく必要がある、という道筋が見えてきたからです。
- 「今を犠牲にして歯を食いしばってストイックに頑張らないと結果が出ないのか…?」
- 「自分のワクワク中心じゃないと、過酷なビジネスの世界でメンタルを維持して生き残り続けられないのか…?」
- 「自分ならではの強みを磨いて、長期的に人の役に立ち続け、永続的な利益を獲得したい」
- 「だからといって目の前の現状を無視するでもなく、今すぐにでも自分の強みを磨きはじめて、結果も出したい」
そんな時に生まれたのが「ニッチに集中する」というコンセプトでした。
- 「場面ごとのニッチな役割(関係性)に集中したら、目の前の結果も出しながら、独自の価値(自分の強み)も磨けるのでは?」
といっても、あなたに過剰な期待を抱かせたくないので正直に言いますが、私はものすごい秘密のノウハウを開発したりしたわけではありません。
あなたを期待させて「今ならそのノウハウを限定公開!こちらのフォームをクリックして…」とセールスしてお金をカツアゲしたい気持ちもありますが、それは今は辞めておきます。
かわりにこの記事で「ニッチに集中するとは何なのか?」といった事も書いていきますが、「ええ、なんて当たり前の話なんだ!」と拍子抜けするかも知れません。
しかし、同時に今の自分の結果を見て「当たり前のことができていなかったこと」に驚くことにもなると思います。
両派の求めている要望を両立させるアイデア
やっている事は「両方の流派のいいところを最大限に活かすこと」です。
ギラギラ派で学んだ「とにかく結果を出す」という事と、ワクワク派の人たちの大切にしている「独自の価値」を使っていくことに集中したのです。
それまでのギラギラ派の教えだった、
- 人と同じことを誰よりも上手にやれ
(例:業界トップの飛び抜けたスゴイい人になれ)
ということ。
ワクワク派の教えだった、
- 自分のワクワクする興奮に従って目的地を見定めろ
(例:ゲーム好きならゲーム実況者になれ)
ということ。
私はこれらのルールを破り、「スゴイ人も目指さない」「ワクワク中心にも振り回されない」という選択をしながらも、永続的に利益を獲得し続ける、充実した人生を送るという彼らと共通する大きな目的を持った上で、
- 独自の価値(人との違い=ニッチ)を活用して
× - とにかく結果を出す(違いの売り方=ハック)
といったようにそもそもの「前提」を変えたのです。
スゴい人にならなくても、目の前の人の役に立てる
別に業界トップクラスの「スゴい人」にならなくても、「今興奮するもの」ばかりに時間を使わなくても、新しく何かを付け加えなくても「既に今、目の前にある元手」を使って、独自性を磨きながら、人の役に立つことは上達できると思ったからです。
当時の私が1人で勝手に「師匠」と仰いでいた人から言われた印象に残っているセリフの1つに
- 「人の役に立つために自分にできることはありませんって…」
- 「オマエってゴミ拾いの1つもできないのかよ」
- 「ウダウダ自分のことばっか言ってないで目の前の人を見て、サッサと貢献したらどうなの?」
というものがあります。
分かります?この力強さ。当時の私はハンマーで頭をぶっ叩かれた気分でした。
まさにその当時の私は「形だけの成功」を追い求めて、自分の個性(ニッチ)を無視して「自分に合わない方法」ばかりをやっていて、目の前の困っている人の存在にすら気付いていなかったわけです。
「頑張ってすごい人になってから〜」ではなく、つべこべ言わずに今目の前で困っている人の役に立つために、今目の前にある元手を使って独自の価値(人との違い=ニッチ)を活用することを繰り返していれば、自然と自分の強みも見つかるし磨かれるし、結果も出てしまう。
言ってしまえば当たり前の話が、「ニッチに集中する」という新たな集中力の注ぎ先になったのです。
ニッチに集中するとは何なのか?
既存の枠組みに縛られないチェンジ・ザ・ルール
「ニッチに集中する」とは、どういうことかというと…
- 人とつながれる場所で、
- 彼らとより良く協力する前提で、
- 人との違い(ニッチ)を徹底活用(ハック)したビジネスを行う
ということです。
私の発信しているニッチとは、良くある『スキマ戦略』といった意味とは全く異なります。
幼少期からの経験が大ヒントになったビジネスモデル
プロフィールでもそれっぽい事を書いていますが、私は幼少期から「生き物を飼育・観察すること」が大好きです。
生まれた時からずっと何かしらの動物がそばにいる状態なのですが、
- 昆虫
- 爬虫類
- 両生類
- 魚類
- 哺乳類
- 鳥類
- etc…
かなり多くの生き物を飼育・観察してきた中で分かった、彼らとの付き合いの中で「無くてはならない重要な要素」があるのです。
それは、
- その生き物の特性や性格(ニッチ)に合った環境を提供(ハック)する
という事です。
あなたが羽毛の薄いペンギンだったら、どう生きる?
様々な特徴を持った生き物が世の中にいる事はあなたもご存知だと思いますが、熱帯雨林のような環境を求める生物もいれば、カラカラに乾燥した砂漠のような環境を求める生物もいます。
また、同じ種類の生き物(例えば、同じ品種のニワトリなど)でも個性がまったく違っていて、エサを上手く食べられないヤツもいれば、交尾のプロもいれば、脱走の才能がズバ抜けている個体もいます。
同じ種類の生き物を、同じ量だけ世話をしたとしても、「世話をしすぎ」になる個体もいれば、「世話が足りない」という個体もいるわけです。
彼らをひとまとめにして、目の前の生き物をまったく観察せずに「この生物は平均的に見て〜、統計的に見て〜」と言って飼おうとすると、十中八九うまくいきません。
当たり前ですが、何も観察せずに「この方法で飼育する!」と決めてもムダなのです。
平均を当てはめて飼育が上手くいくことがあるのは「平均的な個体」だけです。
そして、平均的な個体というのは極稀で、ほとんどの個体同士が何かしらの違いを持っています。
目の前の1匹1匹、1人1人の持つ“個性”(ニッチ)をじっくりと観察して、それにマッチするような形で環境や機会を提供(ハック)する必要があります。
私には私の個性があり、あなたはあなたの個性があります。人間という同じ種類の生き物かも知れませんが、私と全く同じ方法で形だけをマネても上手くいく人とそうでない人に別れます。
つまり、私には私にピッタリ合う戦略があり、あなたにはあなたにピッタリ合う戦略があるという事です。
「この方法が正解!」というのは人によって全く変わってしまうものでもあります。
個性を無視して無理やり型にはめ込もうとする従来の成功法則は、私たちのような「平均から外れた人々」にとってはハードモードすぎるわけです。
あなたならではの独自の強みを徹底的に活用する
「ニッチに集中する」という事は、
- あなたという星形をする人を、無理やりに四角の型にはめこむのではなく、
- あなたという形をより深く知って、自分の形を最大限に発揮していくこと
だという事です。
- 「生まれ持った個性が元々四角の人なら上手くいきそう…ってそれ運ゲーですやん」
- 「自分にウソついてまでお金稼いで、鬱になって自殺なんかする事になったら最悪な気がする」
- 「型にハマった成功像を捨てて、自分の個性にあった道を選んで、独自の戦略を取っていけば良いのかも」
別の角度から言うのであれば
- 独りよがりな興奮だけを追求した、完全な自分(ワクワク)ベースでもなく、
- 個性を殺して人と同じことを人よりも上手にやる、完全な市場(ギラギラ)ベースでもなく、
- 人との関わりの中で、自分のニッチな役割を見出して集中していくこと
とも言えるかも知れません。
ニッチに集中していく事によって、
- 成果を上げながらも枠に囚われず、自分とともに成長していくビジネスが作れる
- 今気付いている強みだけではなく、これから気付く強みがすべてビジネスに反映できる
- 戦うでも逃げるでもなく、あなたならではの強み・個性(ニッチ)を使った、創造的な活動に集中するので、独自性を磨くことに集中力を注ぎ続けられる
といった事が可能になるのです。
- あなたはどれだけ自分(自社)のことを熟知していますか?
- その自分(自社)の個性を今の10倍の値段でも必要として役立ててくれる場所・タイミング(人とのつながり)を知っていますか?
もし、その答えが出しづらいまま「まずはとにかくこの手法で〜」と言って「形だけの成功」を追い求めてビジネス活動を行っているのであれば、もし仮に成果が出ていたとしてもメンタル的にかなりキツい状態なのではないかなと思います。
ニッチに集中するとは、例えばどういう事なのか?
ニッチに集中したら、どうなるのか?
とはいえ、、、
- 人とつながれる場所で、
- 彼らとより良く協力する前提で、
- 人との違い(ニッチ)を徹底活用(ハック)したビジネスを行う
それは具体的にどんなことで、どんな結果が起きるのか?ニッチに集中するといっても、中々イメージが掴みづらいかも知れません。
そこで1つ例え話を出していきます。
人とつながれる場所:ラーメン屋だらけの商店街
例えば、とある商店街を見つけて、興味を持ったAさんが居たとしましょう。
そこはラーメン屋ばかりが立ち並ぶ商店街で、ラーメン好きが集まっています。
ここに興味を持てた時点で、出だしとしては好調と言えます。
なぜなら、ワクワク派の人たちがやりがちな行動として、「誰もいない場所でビジネスをしてしまう」という事があるからです。
- 「人と違うことをするために、自分の情熱をベースに考えよう!」
- 「ニッチって小規模なスキマのことでしょ!それを狙おう!」
と言って、誰もいない砂漠で「これがオレらしさだぜ!」と言って『色とりどりの砂漠の砂ショップ』を立ち上げてはいけないのです。
そうではなく、既に人のいるような、人とつながれる場所として、「ラーメン屋だらけの商店街」を見つけたとします。
ここで考えていくのは、「ラーメン屋が儲かるならオレもやろう!」という事ではありません。
ポイント
誰もいないところではなく、既に人がいて、彼らとつながれる場所とタイミングでスタートする
より良く人と協力する前提:周りのラーメン屋が儲かると嬉しくなるビジネスを立ち上げる
なぜ、ラーメン屋が儲かってる噂(うわさ)を聞いたのに、ラーメン屋を立ち上げないのか?
もし仮にラーメン屋を開くとしても、他のラーメン屋が儲かって嬉しいと思えるようなビジネスにしないと結局は競争に疲れるからです。
そうでなければ、
- 「ああ、またあのラーメン屋ばっかり儲かってる」
- 「うちの方が絶対に良いのに、客に媚びてセコい手ばっか使いやがって」
といったネガティブキャンペーンで相手をディスる事ばかりが浮かんできます。
表面上は引きつった笑顔で「オレたちは同じ商店街の仲間だよなぁ」と言ったりするものの、内心はバチバチの火花が飛び交っていたりするわけです。
そうではなく、より良く彼らと協力するという前提を持ってスタートするのであれば、「このラーメン屋ばかりの商店街全体を、もっと儲けさせるには?」といった事から考え始める事ができます。
「他の●●店よりも美味しいラーメン屋を作ろう」として『パイの奪い合い』を始めると結局は競争の延長線でバトルが強い人が勝つだけなので、私のニッチ戦略では「そもそものパイを大きくすること」に集中するわけです。
競争に勝てる自信があったり、競争が好きなのであれば、どんどんライバルの上位互換のラーメン屋を作ったら良いと思いますが、そうでない限りは既存のパイを奪い合うのではなく、そもそものパイを大きくする、つまり商店街全体に流れるお金や人の量を増やす事に集中していくのです。
もっと商店街の規模を大きくするには
- 商店街に来てくれるお客さんの数が増える
- 商店街に来てくれるお客さんがもっとお金を使ってくれる
- 商店街に来てくれるお客さんがまた今後も何回も来たいと思ってくれる
といった事が必要そうだと思いつくかも知れません。
そう考えていったときには、
- 既に商店街にいるラーメン屋の彼らがもっと活躍できるようにするのも良いかも知れませんし
- 自分でもっと人を集めて、また明日も来たいと思ってくれるように活動をしていったり、
- もっと商店街にお金を落としてくれるために活動をしてみる
といった活動が報われそうだと気付くかも知れません。
ポイント
パイの奪い合い競争で疲れる活動ではなく、周りの人とより良く協力する為にパイそのものを増やす活動をベースに考える
人との違い(ニッチ)を徹底活用(ハック)したビジネスを行う:間借りしてシュークリームを売ってみる
では、その為に何をやるのかというと、人との違いを活用してニッチなビジネスを行うのです。
既にラーメン屋がたくさんあって、美味しい気持ちや満腹感を味わいに来ている人がいるなら、例えばそこでシュークリーム屋などを開いてみても良いかも知れません。
ラーメンを食べに来た人はラーメンは食べますし、帰りにシュークリームを買っていったなら、商店街に落とすお金が増える事になります。
周りのラーメン屋が儲かれば儲かるほど嬉しいし、商店街全体が成長することに喜びを感じます。
その時の勘違いされやすいポイントは、商店街全体の為に自己犠牲する必要もないということです。
やりたいのは短期的なボランティア活動ではありません。
だからといって自分1人の為に自己中心的になって競争する事もしません。
特に従来の成功法則では、ギラギラ派は「相手に合わせて自己犠牲をすればカネは稼げる、カネが欲しいならまずは色々と犠牲にするべきだ」と言いがちです。
また、ワクワク派は「自分の興奮するやりたい事を中心に考えれば、ずっと楽しいから人生上手く行く、まずはやりたい事をやるべき」と言いがちです。
- 相手の要望に全力で答えればカネは稼げるので、そのカネを使って好きなことをすればいい、ビジネスは遊び場じゃない(徹底的に色んな事を自己犠牲しなさい)
- まずは自分のやりたい事、情熱がある事を探すべき、人がどう思うなんか関係ありません(徹底的に自己中心で興奮を追い求めなさい)
こうした発言を聞いてきて、「どっちかしかないんだろう」と混乱してきた事もあるかも知れません。
自分の要望(人との違いを使って儲けたいという事)と、商店街全体の要望(商店街全体がもっと儲かりたいという事)を両立する道を探すという事です。
- 自分の要望、相手の要望も両立する第3の道を探す(クリエイティビティ)に集中力を注げば良いのでは?
- 自分に合った動き(自分の充足感を増やす動き)で、人の役に立つ(何かの価値を提供すること)を上達していけばよいのでは?
そして、自分がもっと儲ける事によって、商店街全体ももっと儲かるのであれば、商店街はあなたを必要とし始めるわけです。
ポイント
相手に服従するでもなく、相手を支配するでもなく、お互いの言い分を聞いて妥協するでもなく、お互いの要望を最大限に満たす道を探す
人と協力してニッチに集中すれば結果が見えるのが早い
人との協力からスタートする
しかし、焦りは禁物です。
最近はニッチの重要性について少しずつ浸透してきているようですが、色々と誤解している人がたくさんいます。
「じゃあ、シュークリーム屋を作れば良いんだ!」
と思うかも知れませんが、私は「ちょっと待った!」と言いたいのです。
その為には最高のお店を開く為に〜〜
その為にはまず〜〜の資格を取って
その為にはパティシエになる為に〜〜学校に通って…
その為には学費を用意するためにバイト掛け持ちをして…
儲かるお店にする為に最新のビジネス手法を勉強して〜
そう言って全然結果が出ずに挫折をしていく人たちも大勢見てきました。
「え?それで合ってるんじゃないの?なんで上手くいかないの?」
そう思うかも知れませんが、多くの人はニッチを狙うだけで終わってしまって、ニッチを徹底活用(ハック)するという事を考えていないので中々結果が出ないのです。
ニッチを徹底活用する時に重要なのは、「人とより良く協力すること」です。
これを最初から全部を1人でやろうとしてしまうから大変なことになってしまうのです。
いきなり大きなコストをかけて最新の技術を学ぶ必要はない
ラーメン屋だらけの商店街で、商店街全体の永続的な利益に貢献するために、人との違いを使ってビジネス活動をしようと思ったら、最先端のマーケティング技術なんて駆使する必要もありません。
最初はお金がなかったら「シュークリーム」というのぼり旗1本を手書きでも何でも作れば良いわけです。
自分がシュークリームを作れなくても、作れる人を探したり、既に作ってる人から仕入れればOKなんですね。
もう一度言いますが、最初から全部1人でやろうとするから大変なわけです。
シュークリーム屋を開くのに、シュークリームのパティシエを目指して「すごい人」になるために勉強する必要はないわけです。
味音痴でカスタードと生クリームの違いが分からなくてもシュークリーム屋は開けます。
目の前にいるお客さん候補の人たちを見ずに、すごい人になる事を過剰に目指してませんか?
まずはプログラミングができるように勉強して…
この資格を取ったら、その次にこういうスクールに通って…
自分の得意分野を見つけて、実績を作って…
何回も言いますが、最初から全部1人でやろうとするから大変なわけです
勉強してる時間を使ってのぼり旗の1本でも手書きしたほうが「ありがとう」と言われてお金を受け取るという結果は早いわけです。
ポイント
全部を自分1人で出来る「すごい人」を目指さなくても、人と協力して目の前にいる人を見て役立つ動きをすれば想像以上のスピードで結果はついてくる
ダイナミックに変化するビジネスを作る
それにNicheHacks(ニッチハック)では、肩書にもこだわりません。
たとえシュークリーム屋を開いたからといって、「うちはシュークリーム屋だから‥」と言って、シュークリーム以外を取り扱わない言い訳をしないという事です。
商店街のお客さんが「ラーメンが好きで毎日食べていると胃もたれがひどくて‥」と言っていたら、その悩みを軸に「胃もたれに効くサプリメント」「消化をサポートするドリンク」なども売っていけば良いんですね。
もちろん、場所とタイミングは選ぶ必要があります。
やみくもに何でもかんでも手を付けても上手くいかないのは目に見えています。(売り手の私たちも混乱してきますし、買い手のお客さんも困ります。)
なので、最初から商品ラインナップを100種類も用意しろ、という訳ではありません。
重要なのは、枠組みに囚われずに人と協力して、目の前の相手に合わせて変幻自在に適応していく事です。
それによって私たち個人のちっぽけなパワーを超えた大きなパワーを持つ事ができるわけです。
やっている事は非常にシンプルです。
- 人との違い(ニッチ)を徹底活用(ハック)するために、やるべき事に集中して、やらないべき事はやらない。
結果への影響が少ないことばかりに自分の集中力を注いでいたら、当然結果は遅くなりますし、逆も然りです。
同じノウハウを学んでも結果が出る人もいれば出ないひともいる?
そして、シュークリーム屋を開いた上で最新のマーケティング技術なんかも学んだのであれば、どうなるでしょう?
そのときは競合とラーメン屋バトルをしている時には想像もできないほどの大きなインパクトが生まれます。
その状況でラーメン屋が使う「最新のマーケティング技術」とシュークリーム屋が使う「最新のマーケティング技術」であれば、結果が大きく異なるのは想像できると思います。
その技術が使えるとか使えないとかの問題ではなく、そもそもの前提が異なれば結果は大きく変わるのは当然なわけです。
- 商店街のライバルに勝つ(相手を負かす)ラーメン屋を作ることへの努力に注ぐのか?
- はたまた商店街の人たちの利益をもっと増やす目的を持ち、1人ではなく周りの人たちとより良く協力する前提で、シュークリーム屋を立ち上げてみるのか?
仮にまったく同じ能力値や環境からスタートしても、どこに集中力を注ぐのかで結果は全く異なるのは想像できると思います。
『稼げるノウハウ』よりも『あなた専用の使いこなし方』が重要
このブログを開設して約6年以上、色んな人にニッチハックなお手伝いをしてきましたが、正直言って「ブログ 作り方」などと検索できれば稼ぐノウハウは十分に揃います。
ほとんどの人は技術(ノウハウ)を知らないから稼げないわけではありません。
そうではなく、ラーメン屋ばかりの商店街で似たようなラーメン屋(むしろ劣化バージョンのお店)を開こうとしているんで「誰も知らない秘密の技術が無いと稼げないような勝負」に挑んで勝手に負けているだけなんですね。
走るのがニガテなカタツムリさんが周りのみんなが走るのが得意なのを見て「自分も早く走れるようになるべきだ!」「これから毎日ウサインボルトに勝つんだ!」「よーし、まずは走りの理論を学ぶぞ!」と言って、頑張り始めてしまうようなものです。
もちろん、それが「あなたが本当にやりたくて他の誰から止められてもやってしまうこと」であればストップをかける筋合いはありません。
ですが、もし「周りと同じ基準で比べて劣っているのが嫌で努力してやってること」であれば、どれだけ頑張ってきても一旦手を止めた方が良いかも知れません。
なので、以下の記事にも書きましたが、「新しくノウハウを教える」のではなく、既に当たり前に知っているノウハウの「使いこなし方をサポートする」ことで望む結果が増えていく人が多いのだと思います。
URL(該当記事は編集中です。公開まで今しばらくお待ち下さい!)
知識を学ぶことも重要ですが、学んだ知識をどう落とし込んで使いこなすのか、上達していくのか、といった方が結果への影響は大きいわけです。
そんなニッチな発想が浮かばない!と思っていますか?
まずは小さく始める
ここまで、
- 人とつながれる場所で、
(ワクワク派のように誰もいないところで活動するのではなく) - 彼らとより良く協力する前提で、
(ギラギラ派のようにパイの奪い合いに特化するのではなく) - 人との違い(ニッチ)を徹底活用(ハック)したビジネスを行う
(あなたならではの個性と周りの人たちの要望の掛け合わせに集中力を注ぐ)
といった事を話してきましたが、もしかすると不安に感じたり、懸念点が思い浮かぶ事もあるかも知れません。
「でも、シュークリーム屋なんて発想がない…」
「人と協力できる自信がない…」
そう思うかも知れませんが、最初から大きな事をやる必要はないので安心してほしいです。
ポイントは、まずは小さく始めることです。むしろ、1発で完成させない事を意識してもいいと思います。
- リスクの低い場所から始めて
- 反応を見ながら学んでいくこと
これをおさえていきます。
以前の記事で、あなたの強み(ニッチ)を見つけて徹底活用(ハック)するための土台作りとして「NicheHacks(ニッチハック)の4つのルール」を紹介していきましたが、その2つ目のルールに「失敗から最大限に学ぶために、被害者ゼロの前提で起きている事を観察する」というものがあります。
つまり、最初からすべてが完璧には上手くいかない前提で始めていきます。
NicheHacks(ニッチハック)では、失敗はむしろ歓迎することであり、オープンに構えています。
だからこそ上達の余地がありますし、上達の余地があるからこそ「永続的な利益」につなげられるわけです。
結果に影響の大きい最重要ポイントに一点集中する
最初は自分でシュークリーム屋の発想ができなくてもOKです。
そういった発想をしている人を見つけて巻き込まれていったらいいのです。
また、人と協力すると言っても、大勢と協力関係になったり、仲良しこよしで馴れ合う必要もありません。
大勢と協力したいけど協力するのが難しいと感じるなら「大勢の人と協力するのが得意な人」を1人だけ見つける。
そして、まずはその1人だけとの関係性を徹底的に追求したら良いと思います。
時間かかりそうだ!と思うかも知れませんが、自分1人のチカラだけでラーメン屋を作るよりも安上がりで結果も速くなります。
「ラーメン屋が人気ならラーメン屋作ったれい!」
と駆け足で進んだら、最初は「上手いこと進んでる感」は味わえるかも知れませんし、夢や期待にワクワクするかも知れません。
ですが、実際は競争に負ける9割の人達は後で後悔することになる人が大半です。
「結果の出ない期間も粘り強く継続し続けたので今の自分があります」「だからあなたも大丈夫です」という競争強者じゃないとマネできない戦略を取り入れて上手くいくのは競争が得意な人たちだけです。
どうやってニッチなビジネスを立ち上げたら良いのか?
ニッチをお金にかえる全体像:その0「ビジネスの仕組みを理解する」
「でも、そんなんどうやってやるの?」
というと、まずはそもそもビジネスって何なのか?という前提条件を理解する0ステップ目を踏んだ上で、3つのステップを踏んでみる事をオススメします。
※すでにビジネスについてはある程度分かっていて結果もどんどん出ていますよーという人はステップ0は飛ばしてもらっても構いません。
ステップ0.そもそもビジネスとは何なのか?について考える
「ビジネスとは何なのか?」というメカニズムについては、私が書いている以下の記事が参考になると思います。(2016年頃に書いている古い記事ですが、ちょくちょく更新して情報は新しくなるようにしてます。)
URL(該当記事は編集中です。公開まで今しばらくお待ち下さい!)
かんたんに言うと、NicheHacks(ニッチハック)では、
- ビジネスとは交換である
- 交換するものは価値である
- 価値とは相対的に決まるものである(相手にとっての価値と自分にとっての価値は違う)
- つまり、ビジネスとは、相手が価値を感じているものと、自分が価値を感じているものを交換する活動である
といった定義づけをしています。
なので、サラリーマンも、学生も、専業主婦も「ビジネスをしている」と言えます。
これからビジネス活動を行って「お金を稼ぐ(お金を貰う)」というのは、「あなたにお金を払う人」が必要になるわけですが、ここを無視してビジネスを頑張ろうとしても、ほとんどの場合でズッコケます。
「でも、まずはブログが〜」
「とりあえずプログラミングを勉強して〜」
「セールステクニックを学んで〜」
と言って目の前にいる相手を無視して、いくら頑張ったところで、誰かからお金を払ってもらえることには繋がりません。
この「ビジネス=価値の交換」という定義をもとに話を進めていきます。
ニッチをお金にかえる全体像:その1「関心に目を向ける」
ステップ1.関心を観察する
これからビジネスでお金を稼ごうと思って活動を始めようとしている多くの人、勉強熱心なのに成果が出ない多くの人たちが勘違いしがちな点があります。
それは『自分が』どんなビジネスをするのか?という事を中心に考えてしまうという事です。
そうではなく、お金を稼いでいく時に、まず最初に考えていくことは、そもそも『どんな人がいるのか』『どんな関心を持っているのか』ということです。
これを無視すると、「お店(ブログ)の作り方」を熱心に勉強したものの、誰もいない砂漠でお店を開いてしまったりするわけです。
「オレはコレが得意だから」
「これがワタシらしさだから」
と言って自分の得意な方法を教えるビジネスをいきなり立ち上げても良いかも知れませんが、それではただの博打打ちです。
ステップ0の部分でも解説していきましたが、「お金を稼ぐ」というのは「お金を払ってくれる人」が居てはじめて成立します。
それを踏まえていれば「誰もいない無人島で1人ぼっちで最強のテクニックを披露する」という事をやっていても、「どんだけ凄くてもお金を払ってくれる人はいない」という事は分かるはずです。
逆にあなたならではの強み(ニッチ)が分かっているのであれば、
- どんな人がいるのか
- どんな関心を持っているのか
といった事を知っているだけで、あなたならではの強み(ニッチ)を高く売れる、つまり、もっと人の役に立って感謝されるように活用することもできます。
なのでまずは、心理学を勉強して〜、ブログを作って〜、などという「お飾りのビジネス」ではなく、まずは自分の興味が持てるカテゴリ(場所)に行って、どんな人がいるか、そしてその人たちの「つながり」を観察してみることから始めます。
サラリーマンとして働いている人は、今の仕事で既に関わっている人たちの関心を観察してみると良いと思いますし、フリーランスだったとしても、まずは今関わっている目の前の人たちを観察する事からスタートした方が観察の経験値を積みやすいかも知れません。
まずはどんな人がいて、彼らはどんなことに悩んでいるのか、どんな欲望を持っているのかなどといった事に関心を持ってみることが第1のステップです。
「こういうことで、こういうふうに困ってる人がいるんだな」
「こうやって解決できる人がいるんだな」
「こういう人が●●にお金を使っているんだな」
「お金を使ってまで求めているのは、●●なんだな」
まずは、こうした事を観察して書き出していってみて下さい。
余裕があれば、その中でも「痛みが大きく緊急性が高くて、今すぐ解決したいこと」をフィルタリングしてみると、次のステップに移行しやすくなります。
※「自分の関心」がまだ分かっていない場合は、自分の関心・実際に取っている行動を整理するところから始めてみても良いかも知れません。
以下の記事にて「あなたならではの才能(ニッチ)を発掘する方法」についても言及していますので、こちらも合わせて読んでみて下さい。
URL(該当記事は編集中です。公開まで今しばらくお待ち下さい!)
ニッチをお金にかえる全体像:その2「人と関わる」
2.コミュニケーションが取れる状態を作る
ステップ2では実際に彼らとコミュニケーションを取れる状態を作るために、彼らの視界に入る動作をしていきます。
ステップ1で「痛みが大きくて緊急性の高い恐怖や欲望を持っている人たち」をフィルタリングできていたら、その人たちの興味を引いていきます。
ステップ2でも同じように、どれだけ多くの人の事を理解していたとしても、ネットもつながらない無人島で1人寂しくしている状態では、あなたがどれだけスゴいテクニックを披露できたとしても、お金を稼ぐ事はできません。
具体的にどうやって彼らの視界に入っていくのか?という戦略は柔軟性を持ってみればOKです。
オンライン/オフラインのどちらでも構いません。
SNSで友達になろうが、直接会いに行こうが、街中で話しかけようが何でもOKです。
勉強会に行ってみてもいいし、逆に「相談があるんですけど‥」と言っても相談を持ちかけても構いません。
私やクライアントさんが新しくビジネスをスタートさせる時は無料の相談会を開いたり、有料で広告を打って「無料で話聞きます」みたいな事もやってたりします。
最近は数千円から広告も打てるので気になったら調べてみてもいいと思います。どうしても無料でやっていきたい場合、初心者だからまずは小さく試していきたい場合などはTwitterなどのSNSが使いやすいかも知れません。
とにかく彼らの興味を引いて注目を集めていきます。
ニッチをお金にかえる全体像:その3「関係性を変える」
3.実際に何かの行動をリクエストしてみる
3つ目のステップでは、実際に「交換」を行っていきます。
ここまでで分かっている相手の関心と紐付けて、何かしらあなたの望む行動を促してみるのです。
- 相手の要望(関心)A
- 自分の要望(関心)B
この両者があった場合、お互いの要望が満たせるような形で、何かしらのリクエストをしてみます。
例えば、
- 相手の要望(関心):美味しいものをお腹いっぱい食べて気持ちよくなりたい
- 自分の欲望(関心):人の役に立って感謝されながらお金を受け取りたい
- リクエスト:(ラーメン屋だらけの商店街で)シュークリームや胃もたれに効果のあるサプリメントを買ってもらう
上記のような形を思いついたりするかも知れません。
少し上級編ですが、更に強烈なニッチを狙う時のポイントを1つ紹介します。
私と一緒にビジネスを立ち上げるクライアントさんたちは、ニッチを絞り込んでいく意味でも、
- 市場の抱えている未だ満たされていない悩みや対立
(もはやそれが業界の当たり前だと思われているレベルの問題だけど、実は困っている人が多い問題)
といった事をコアな題材にしていきます。これがニッチを狙う時のコツです。
例えば、今回の記事で紹介している「ギラギラ派 vs ワクワク派」という対立もその1つの事例です。
ネットビジネスの業界は、この2つの「戦うor逃げる」という派閥が大きく、どちらの派閥にも私のように「違和感(場違い感、気持ち悪さ)」を感じていたり、「今ある風潮に疲れている人たち」が多かったのです。
しかし、それが業界には当たり前レベルで浸透していたので、多くの人たちは「そういうもんだ」と思って、暗黙の了解みたいな感じでスルーされていました。(最近は少しずつ多様性が生まれてきていますが、今でもそうした固定概念は大きいですね。)
ギラギラ派は「戦いに勝つためには色んな事を犠牲にするべきだ」と本当に信じていますし、ワクワク派は「1回きりの人生をいかに楽しめるかが重要だ」と信じています。
そうした状況に「馴染めない人たち」に対して、戦うでもなく、逃げるでもなく、創造性を活かせるニッチなビジネスにシフトしよう、といった私の提案は魅力的に写ったようです。
その結果、「ニッチハックアフィリエイト」というブログが生まれたのですが、詳しくは以下の私のプロフィールにも書いていますので、こちらを参考にしてみて下さい。
3つのステップを踏むときのコツ
この1〜3のステップを踏んでいくときのポイントは、あなたが望んでいない自己犠牲をする必要はなく、だからといって自分1人の為に自己中心的になって競争するでもなく、相手の要望(関心)と自分の要望を両立させる提案を作ることです。
「相手の為に」と言ってあなたの要望も捨てる必要がないし、「自分の為に」と言って相手を無視する必要もありません。
要望を両立させる提案を作れないのであれば、既にそうした提案を作っている人を連れてきて紹介したり、提案を作るのが得意な人と協力してビジネスをしていけばOKです。
実際にこうしたステップを踏んでいけば、既にある枠組みの中だけで競争をしてパイの奪い合いをすることが減ります。
そしてその代わりに、パイそのものを大きくしていくクリエイティブな活動に集中力を注ぐ機会が増えます。
なので、やればやるほどあなたならではの強み(ニッチ)が分かってきますし、あなたのニッチが分かればそれを徹底的に磨いていくことによって、より良く人と協力していけるようになっていきます。
逆に言えば、相手ばかりを優先した自己犠牲ビジネスをやりまくって、溜まったストレス(罪悪感)を発散するために別のところでブランド品を買い漁ったりして気分を紛らわせたりすることは減ります。
自分ばかりを優先した自己中心ビジネスをやりまくって、周りに誰もいないところで世の中に文句をつけまくったりすることも減ります。
「今の自分はまだ知らないけど、相手の要望も自分の要望も満たす方法があるはずだ!」という前提で人との関わりをスタートすると、儲かるし心地良くなってくるのです。
今すぐニッチを活かす行動を起こしてみる
今すぐ実行できるアクション1:身の回りの人に映画や本を紹介してみる
とはいえ、
「まだ自分にはボリュームが大きすぎる!」
という悲鳴も聞こえてきそうです。
なので、まずはカンタンに出来て、あなたのビジネススキルの現在地点も分かり、今後上達していける取り組みとして、上記3ステップに合わせた「簡易バージョン」を紹介しておきます。
以下の3ステップです。
- あなたの身の回りにいる誰か1人の悩みを見つける
- その人の興味を引いてコミュニケーションが取れる状態を作る
- 悩みや興味に合わせて何かを紹介してみる
友達や家族でも、仕事で触れ合う人でも良いので1人の悩みを見つけます。
そして、実際にコミュニケーションを取って、その人の悩みや興味に合わせて何かを紹介してみるのです。
映画を紹介してみても良いかも知れませんし、書籍やブログやサイトを紹介してみても良いかも知れません。
何かしらの行動をリクエストしてみたら、その後、その行動をしたのか?例えば、映画を見たのか、本を読んだのか?などをコッソリとチェックしてみる、という部分までが今回のアクションです。
実際に行動していれば、この調子でリクエストを上達していけばいいと思いますし、紹介したけど何も行動していないのであれば、あなたの理解に見落としがあるかも知れません。
相手が望む行動を取ってくれなくても、それは相手のせいでもなく、自分のせいでもなく、自分の理解に何かの見落としがある前提で考えてみると創造的な活動に集中力を維持しやすくなります。
以下のNicheHacks(ニッチハック)の4つのルールの2つ目の「失敗から最大限に学んでいくために、被害者ゼロの前提で起きている事を観察する」という記事を読むと、さらに理解が深まるはずです。
URL(該当記事は編集中です。公開まで今しばらくお待ち下さい!)
今すぐ実行できるアクション2:アウトプット
今すぐ10分以内にできるアクションとしては、この記事の最後にあるアウトプットフォームにあなたの学んだことを書き込んで送信ボタンを押して下さい。
「何も学ぶことがなかった」という人はアウトプット不要ですが、何かしら学ぶことがあったと感じたのであれば、一度自分の言葉に置き換えてアウトプットをするだけで学習効率が一気に高まります。
3つの項目で、質問に答えるような形で穴埋めしていくだけでアウトプットが完了するようになっていますので、たったヒトコトずつでも構いませんのでアウトプットしてみてほしいです!
…
それでは今回は以上です。
もし、聞きたい内容があれば以下からメッセージを頂ければ参考にさせて頂きます。
上記リンクをクリックすると私にメールを送る事が可能です。質問なども送って頂いて構いません。
- こんなふうになりたい
- でも、こういう事が分からない、悩んでいる、上手くいかない、モヤモヤする
といった事などがあれば聞いて欲しいです。また、こんな記事が読みたい、これをもっと掘り下げて欲しい、というリクエストもお待ちしております。
100%の返信はお約束できませんが、すべてに目を通した上で、『あなたと同じ悩みを抱える、多くの人たちの役に立つように』本ブログやメール講座にて、フィードバックをさせて頂こうかなと思います。
※なお、頂いた文面は個人が特定されない形で(名前などを伏せたりする形で)当ブログなどで引用することもあることをご了承ください。
それでは、以上です。
また次回もゆっくり読んでいって頂ければと思います。
ありがとうございました。
J(ジェイ)